フェルセンは彼を見たことがある者なら皆が口を揃えて「美しい」と称賛するような顔立ちでした。
特にそれは十代、二十代の若い頃の肖像画を見れば一目瞭然だと思います。
「高貴で上品な立ち居振る舞いで優雅な身のこなし、顔は憂を帯びている」と評価されていました。
少年時代のこうした顔立ちは、美少年特有の雰囲気を放っているのだと思います。
性格は冷静沈着で控えめ、しかし決して内向的であるわけではありませんでした。
コルフ夫人(フェルセンが二十歳の頃から知っている)は、「氷のような外見の下に燃えるような魂を秘めている」と言っています。
こちらの動画でフェルセンの肖像画をモーフィングした映像を観ることができます。
現実にいたらこんな感じなのかと想像がかき立てられます。
2023/8/11
フォン・フェルセン家の紋章は「空飛ぶ魚(おそらくトビウオ)」がモチーフになっているようです。
2023/8/11
旅を始めたフェルセンが書いた最初の日記です。字が綺麗です。
上から四行目までの文章が「
フェルセンの生涯」の作中に登場します。
2023/10/21